2010-10-05から1日間の記事一覧

シナリオ出版拒否事件 山田宏一(映画評論家)さん

じつに腹立たしい――というのも、「脚本出版拒否の絲山秋子氏勝訴 原作者の権利認める」という見出しで、こんな記事が朝日新聞に載っていたのです。 脚本家の荒井晴彦さんとシナリオ作家協会が芥川賞作家の絲山(いとやま)秋子さんを相手取り、絲山さんの小…

クロード・シャブロルの死 山田宏一(映画評論家)さん

ヌーヴェル・ヴァーグの中核となった映画研究誌「カイエ・デュ・シネマ」の批評家から先陣を切って映画監督に進出したクロード・シャブロルの訃報が伝えられました。享年80歳。ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として20代に「美しきセルジュ」(57)、「いとこ同…

書籍『英国コメディ映画の黄金時代――「マダムと泥棒」を生んだイーリング撮影所』 山田宏一(映画評論家)さん

こんな――もちろんすばらしい――映画の本まで出るとは! ただもうオドロキです。チャールズ・バー著、宮本高晴訳、清流出版(いまや唯一最高の映画の味方と言ってもいい出版社なのだ!)。私は原本(「Ealing Studios」)をずっと持っていて、なかなか読めずに…

DVD「地獄の英雄」 山田宏一(映画評論家)さん

まるでチリ鉱山落盤事故の報道ぶりをいち早く、あざとく描いたような、ホットな時事的迫真性のある映画です。といっても、じつは1951年のビリー・ワイルダー監督の白黒作品。DVDで発売されました(ジュネス企画)。事件をでっちあげるために巧妙にあくどくふ…

「ブロンド少女は過激に美しく」 山田宏一(映画評論家)さん評

ポルトガル映画の巨匠と言うべきか、異端の名匠と言うべきか、100歳になってもなお元気いっぱいのマノエル・デ・オリヴェイラ監督の、これはたぶん最高作です。……続きはこちら

2010年10月公開映画グランプリ更新

【2010/10/5更新】 「ブロンド少女は過激に美しく」に山田宏一さん投票 第1位変わらず1位 ブロンド少女は過激に美しく (3票) http://www.bowjapan.com/singularidades/ 2010/10/9公開 山田宏一(映画評論家) 高崎俊夫(編集者) 上野昂志(映画評論家) …